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どんな人が招待される? 国王夫妻も出席する英王室のガーデンパーティとは(25ans(ヴァンサンカン))

イギリスでは毎年5月の第1週から、ロイヤルファミリーが主催するガーデンパーティの季節が始まります。2025年も、5月7日(現地時間)にそのシーズンの始まりを告げる最初のパーティが催され、バッキンガム宮殿の庭園には招待された数千人のゲストたちとともに、チャールズ国王夫妻が姿を見せました。

写真とともに、この日の様子を振り返りましょう。
カミラ王妃はこの日、ディオールのティールカラーのドレスで登場。その胸元には、ロイヤルコレクションに含まれるジュエリーのひとつ、 メアリー王妃のものだったターコイズとダイヤモンドのブローチが輝いていました。

各国の王室が所有するジュエリーを紹介するブログ、『コート・ジュエラー』によると、このブローチは1893年、後の国王ジョージ5世の両親、国王エドワード7世とアレクサンドラ王妃が義理の娘となるメアリー王女(当時)に、結婚のお祝いとして贈ったものです。

カミラ王妃は、2024年に開催されたロイヤルアスコットを観戦したときにも、エリザベス女王の晩年のお気に入りのひとつだったこのブローチをつけていました。

写真:パーティに出席したゲストたちと挨拶を交わすカミラ王妃
イギリス王室は毎年、社会貢献に尽力した人々をたたえるためのガーデンパーティを、夏の間に平均4回(バッキンガム宮殿で3回、スコットランドにあるホリールード宮殿で1回)開催します。

招かれるのは、個々の活動を通じた社会への貢献が認められた人たちです。毎回のゲストはそうした活動を支援する団体のネットワークを通じて選出されており、自らパーティへの招待を願い出ることは、誰にも認められていません。

写真:ゲストたちとにこやかに挨拶を交わすチャールズ国王
ガーデンパーティは、ロイヤルファミリーのメンバーの登場とともに始まります。

国歌斉唱が行われ、その後も音楽の演奏が続けられるなか、ロイヤルたちと出席者の非公式な交流や、ゲスト同士の歓談の時間が続きます。その間、ゲストたちは紅茶を楽しんだり、庭園を散策したりすることができます。

また、これらのガーデンパーティには毎年、合わせて3万人以上が招待されます。いずれのイベントでも、合わせて約2万7000杯の紅茶と、およそ2万個ずつのサンドイッチとケーキが提供されるといいます。
ガーデンパーティのドレスコードは、王室の行事のなかではややカジュアルなものになっており、男性はモーニングコートのほか、スーツを着用することも認められます。女性は帽子かファシネーターをつけ、デイドレスを着用します。

また、民族衣装や制服で出席するゲストも多くなっています。
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