カラチ、パキスタン、5月9日 (AP) ― パキスタン防空システムが夜間、インドからの12機の無人機を撃墜したが、そのうち1機が東部ラホール近郊の軍事目標を攻撃し、施設に損害が出て、兵士らが負傷した。パキスタン当局が5月8日、明らかにした。
この前日にはインドのミサイル攻撃で、女性と子どもを含む民間人31人が死亡した。
その一方、インドは両国が領有権を争うカシミール地方の軍事境界線沿いの複数集落から、数千人の住民を避難させた。
パキスタン北部のラホールでは、インド国境から約25キロ離れた住宅地にある軍事施設もある飛行場近くで、ドローンが1機撃墜された。
このほかにもパンジャブ州では、ドローンが2機撃墜されたと報じられている。
また、同州ではドローンが農地に墜落。負傷者などはいなかったが、当局が残骸を回収して、出所と飛行目的を調査している。
インド側の発表によると、インドは7日、同国に対してテロ攻撃を計画しているパキスタン国内の少なくとも9カ所を攻撃対象とした。
これらの標的のいくつかはパンジャブ州にあり、7日の死傷者のほとんどはこの州で発生した。
(日本語翻訳・編集 アフロ)